子供の送り迎えは駅ナカや職場で!

働く子育て世代を楽にする施設が続々登場

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イオンゆめみらい保育園
 働く子育て世代にとって負担となっている保育園や託児所などへの送り迎え。施設が職場や最寄り駅から離れている場合、仕事が終わってもすぐには子供に会えない。鉄道会社や企業などがこうした悩みを解消する取り組みを始めている。

埼玉高速鉄道、駅施設で幼稚園児待機


 埼玉高速鉄道(さいたま市緑区)は、4月中旬から幼稚園の送迎に協力する。同鉄道浦和美園駅(さいたま市緑区)内の本社を利用し、保護者が園児を迎えられるようにする。幼稚園まで行かずに園児の送り迎えができるため、保護者の負担軽減が期待される。

 浦和美園駅から約8キロメートル離れている岩槻ひまわり幼稚園(さいたま市岩槻区)の送迎に協力する。園児の帰宅時、教員1、2人と園児がバスで浦和美園駅へ向かい、駅内の埼玉高速鉄道本社にある空きスペースで待機。17時30分過ぎに保護者が迎えに行く。

 保護者は幼稚園に施設利用料として月1000円を支払うことで利用が可能。また、朝の時間帯も希望者がいれば見送りに協力する。保護者は決まった時間に幼稚園の送迎バスを待ったり、幼稚園まで子どもを迎えに行ったりする必要がなくなる。

 鉄道を利用して通勤する保護者や駅周辺に住む保護者の利便性向上が狙い。当面は15人程度の利用を見込んでいる。

イオン、2店舗に保育所開設


 イオンはこのほど、グループ事業所内保育施設「イオンゆめみらい保育園=写真」を神奈川県の総合スーパー「イオンスタイル湘南茅ケ崎店」と埼玉県の「イオンレイクタウン」内に開いた。イオンでは2020年までに全国47都道府県に少なくても1カ所以上、店舗などに事業所内保育園を設置する計画。待機児童問題の解消や、従業員が職場に近いところで子供を預けられ働きやすい環境をつくる。

 イオンではすでに千葉の店舗で保育園を開いているが、今回の神奈川県のイオンスタイルに開いた保育園は、イオンリテールが初めて設置主となった。同保育園は定員が21人だが、一部地域住民の利用枠も想定しており、地域の待機児童問題解消にも貢献したい考えだ。

日刊工業新聞2016年3月21日/4月4日

COMMENT

宮里秀司
編集局経済部
編集委員

東京近郊では駅のすぐそばや高架下に託児施設が開設されるなどしています。保護者の送り迎えが楽になるため、自治体や企業がこうした取り組みを積極的に進めていくことが求められます。

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