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ANA、クラウドファンディングで氷出しのお茶とガーゼ羽織り商品化

最も目標額が高いのは?
ANA、クラウドファンディングで氷出しのお茶とガーゼ羽織り商品化

スクー

全日本空輸は(ANA)はインターネットを介して不特定多数から小口の資金を募るクラウドファンディングの基盤「WonderFLY(ワンダーフライ)」で、12のアイテムのうち二つで目標額を達成した。クラウドファンディングによる平均の資金調達率は約18%で、当初の想定に比べ苦戦している。締め切りは27日。目標額を達成できれば、商品化に進める。

12のアイテムのうち、最も目標額が高いのは、電動車いすの「スクー」で、1000万円の目標額のうち14日現在、約58%が集まっている。スクーは折りたたんで持ち運べる電動車いす。軽量で、海外旅行などにも持って行けるのが特徴だ。

目標額を達成したのは、氷水からお茶を作るお土産品「SHIZUKU」と、ガーゼ生地の羽織り物「Kimonoket」の二つで、商品化が決まった。

ANAは今後もテーマを変え、クラウドファンディングを実施する方針だ。

日刊工業新聞2017年03月16日



全日本空輸、クラウンドファンディング立ち上げ−製品・サービス化を支援


全日本空輸(ANA)は、インターネットを介して不特定多数から小口の資金を募るクラウドファンディングの基盤「WonderFLY(ワンダーフライ)」を、2017年2月中旬立ち上げる。

大学や地方自治体、企業などと連携し、製品やサービスの具現化を支援する取り組みを始める。第1弾として「旅の常識を覆すモノ」をテーマとした、クリエイティブアワードを実施する。

クリエイティブアワードの受賞者には、試作品の作製資金として、最大100万円の賞金を提供し、商品化に当たって、クラウドファンディング形式で資金を調達する。ANAはクラウドファンディングの手数料収入や、グループの販売チャンネルを活用し、ビジネスモデルを確立する。

アイデアの募集期間は11月15日まで。12月上旬に受賞者を決め、17年2月中旬からクラウドファンディングサービスを始める。ウェブサイトを通じた資金調達に加え、商品やサービスの拡販も支援する。

日刊工業新聞2016年10月6日




高屋優理
高屋優理 Takaya Yuri 編集局第二産業部 記者
資金調達の面では苦戦をしているようですが、目標を達成した「SHIZUKU」と、「Kimonoket」はどんな商品になるか、楽しみです。

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