「東京科学大」誕生…2024年に注目を集めた「大学・教育」記事3選
東京工業大学・東京医科歯科大学が統合「東京科学大」誕生…2024年もニュースイッチでは大学・教育に関するニュースを多く配信しました。その中で、特に反響があった記事3選を紹介します。
関西学院・関西大・立命館…関西私大の拠点新設が相次ぐ背景
記事はこちら関西の有力私立大学が、都市部近郊でキャンパスの新設や拡張を急いでいる。兵庫県西宮市が本拠地で傘下に関西学院大学を擁する学校法人関西学院は、約100億円を投じて神戸市内の用地を神戸市から取得する契約を結んだ。関西大学や立命館大学も、大阪市内から近い立地でキャンパスの新設や拡張を計画する。都市部に拠点がある大学は、学生を誘引する力が強い。成長を維持するため、各大学の投資が積極化している。(2024・2・28)
国立大、法人化で競争力低下…学術統治が節目を迎えている(2024/6/11)
記事はこちら学術のガバナンス(統治)が節目を迎えている。国立大学の法人化から20年がたち、各種調査が示す改革の成果は芳しくない。競争原理と政策誘導で大学の経営を導いてきたが、多様なステークホルダー(利害関係者)と重要業績評価指標(KPI)に囲まれて身動きが取れなくなりつつある。学長の強権化に伴う副作用を指摘する声も上がる。法改正で規模の大きな大学では法人運営を監督する運営方針会議が設置される。これに類する仕組みが日本学術会議にも適用されようとしている。大学と国立研究開発法人などの役割分担を再考する時期にきている。(2024・6・11)
「東京科学大学」10月誕生、理事長と学長予定者が語る統合の背景と今後の戦略
記事はこちら東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し、10月1日付で「東京科学大学」が誕生する。研究力強化という目的や、1法人1大学での理事長・学長体制は、他の国立大学統合とは一線を画す。タグライン「科学の進歩と、人々の幸せと」に向けた思いと戦略について、法人経営を担う大竹尚登理事長と、大学を率いる田中雄二郎学長予定者(東京医科歯科大学長)に聞いた。(2024・9・15)