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ホンダの2輪「X-ADV」に採用、三菱ケミカルG「バイオエンプラ」の特性

ホンダの2輪「X-ADV」に採用、三菱ケミカルG「バイオエンプラ」の特性

三菱ケミカルグループのバイオエンプラ「デュラビオ」が採用されたホンダの2輪車「X-ADV」

三菱ケミカルグループの植物由来バイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」が、ホンダの2輪車「X―ADV」の着色外装と透明フロントスクリーンに採用された。耐衝撃性などの特性に加え、着色剤を配合するだけで光沢のある高度な意匠性を実現する点や、従来必要だった塗装工程を省くことができる点が評価された。

デュラビオが2輪車の塗装レスの外装で採用されたのは初めて。これまでホンダの2輪車の透明フロントスクリーンでは、走行風の防御など優れた機能が評価されて採用された実績はあった。大型クロスオーバーモデルのX―ADVに加え、2輪車の海外モデルである「FORZA750」「NC750X」でも、外装と透明フロントスクリーンに採用されている。

デュラビオは再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を活用して作られるバイオエンプラ。石油の消費量を削減できるとともに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、温室効果ガス(GHG)の低減に貢献する。


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日刊工業新聞 2024年12月19日

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