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釣り人と魚の駆け引き体感できる…立命館大が開発、VR対戦ゲームの臨場感

立命館大学の辻龍之助学部生と柳澤祥太学部生、坂口達哉学部生、中村文彦助教らは、釣り人と魚が駆け引きする仮想現実(VR)対戦ゲームを開発した。釣り人役は釣りざお操作、魚役はバタ足などで抵抗する。運動量が大きく、釣る・釣られるの双方を体験でき体験の幅が広がる。エンターテインメント業界などに提案していく。

釣り人役(左)と魚役のイメージ。上段がVR映像

釣り人役では手回し発電機でリールを作製した。電流値を計測するとリールを巻く動作の負荷を測れる。釣りざおの先には重りをつなぎ、魚の重量感を表現した。重りの上下に電磁チャックを配置し、魚に逃げられた際は重りの上を切断して重量から解放する。釣り上げた際は重りの下を切断して釣りざおに魚の重さを提示する。

魚役は足にVRの測位マーカーを身に着けてベッドの上などでバタ足やドルフィンキックの動きを測定する。魚役の運動の激しさとリールの巻き負荷から仮想の張力を計算し、一定値以上になると釣り糸が切れるよう設定した。これにより釣り人役と魚役の駆け引きが生まれる。 運動負荷が大きくエクササイズになる。VRゲームやイベントなどに提案していく。

日刊工業新聞 2024年12月12日

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