大阪・梅田貨物駅跡の再開発、一部施設を先行開業
三菱地所をはじめとする開発事業者9社と都市再生機構(UR)などによる梅田貨物駅跡の再開発の2期区域「グラングリーン大阪」(大阪市北区)は6日、一部施設を開業する「先行まちびらき」を行った。同区域の目玉である緑地「うめきた公園」のサウスパーク区画に約2000人が集まり、大阪市音楽団の演奏に合わせて風船やシャボン玉を使った演出で開業を祝った。
中核機能施設に位置付ける賃貸オフィス「JAM BASE」でも別途開業式典を開いた。開発事業者を代表し、同施設の運営の中心となるオリックス不動産の高橋豊典専務執行役員が「企業や大学、研究機関、スタートアップ、ベンチャーキャピタルなどが交じり合いながらアイデアを形にし、社会実装や事業化へ向けた挑戦を支援する拠点として盛り上げたい」と力を込めた。
大阪府の吉村洋文知事は「どんどん新しい価値観や技術が生み出され、多くの人が活躍していくのを祈念する」と祝辞を述べた。
日刊工業新聞 2024年09月07日