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長谷工がマンション建設に初採用、フル電動自走式クレーンの性能

長谷工がマンション建設に初採用、フル電動自走式クレーンの性能

「EVOLT eGR-250N」を採用した現場(長谷工コーポレーション提供)

長谷工コーポレーションは横浜市内の新築マンション工事で、フル電動のラフテレーンクレーンを導入した。協力会社の千代一工業(横浜市金沢区)が、タダノ製の「EVOLT eGR―250N」を稼働。従来のディーゼルモデルが走行・揚重作業時に排出する1台当たり年平均計約27トンの二酸化炭素(CO2)をゼロにした。

同クレーンは走行と揚重作業を一つの運転席で行えるラフテレーンクレーンとして、世界で初めて吊り上げ性能25トンクラスでフル電動化を実現したもの。マンション建設現場への採用は国内で初めてという。

長谷工は2021年12月に気候変動対応方針「HASEKO ZERO―Emission」を制定。電動機材の積極的な活用に加え、使用電力の100%再生可能エネルギー化、環境配慮型コンクリートの普及などに取り組んでいる。

日刊工業新聞 2024年6月27日

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