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背の高い草も細かく粉砕…オカネツ工業が投入した「ラジコン草刈り機」の特徴

背の高い草も細かく粉砕…オカネツ工業が投入した「ラジコン草刈り機」の特徴

軽トラックの荷台にも積載できる

オカネツ工業(岡山市東区、和田俊博社長)は、遠隔操作できるラジコン草刈り機「AIRAVO(アイラボ)」を発売した。背の高い草も細かく粉砕できるハンマーナイフを採用したため、集草作業の負担を軽減できるのが特徴。消費税込みの価格は209万円。2024年度に264台の販売を目指す。

アイラボは、刈り取りは排気量270cc、出力7馬力のエンジン駆動、走行はモーター駆動のハイブリッド式。エンジンが刈り取り部を動かすと同時に、発電機も回してバッテリーを充電する。果樹園や河川敷など最大30度の急斜面での作業にも対応している。

本体サイズは長さ1695ミリ×幅860ミリ×高さ675ミリメートル。重量は260キログラムで、軽トラックの荷台にも積載できる。

ラジコン操作の制御システムを今回新たに開発し、最長100メートル離れた位置から遅延なく操縦できる。25年末をめどに、人工知能(AI)搭載の自律走行型製品の投入も予定する。

同社は草刈り機など農業機械の部品やOEM(相手先ブランド)生産が主力だが、近年は自社ブランド事業に力を入れている。

日刊工業新聞 2024年05月17日

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