航続距離1000kmの無人航空機、テラ・ラボが量産へ
テラ・ラボ(愛知県春日井市、松浦孝英社長)は、航続距離1000キロメートルの無人航空機「テラ・ドルフィンVTOL」の量産を2025年に始める。試験機の飛行試験を行いつつ機体の改良を進める。これまでの実験機をもとに量産モデル機体を再設計し、部品もバージョンアップする。その上で各種検査を通じて仕様や製造管理資料を作成し、量産につなげる。量産する機体は滑走路が不要な垂直離発着型で、洋上の長時間飛行に耐えられるように高い剛性に設計する。広域災害調査のほか、領海防衛など洋上監視用で需要を見込む。
日刊工業新聞 2024年03月26日