トヨタが4月投入、改良「GRヤリス」の特徴
トヨタ自動車は小型スポーツ車「GRヤリス」を一部改良し、4月8日に発売する。また同社でモータースポーツを手がける「トヨタ・ガズー・レーシング」に所属するラリー選手が監修した特別仕様車のGRヤリス2モデルをそれぞれ100台限定で販売する。厳しい環境でクルマを鍛えた成果をパワーユニットやボディー、内外装などに反映した。モータースポーツの裾野拡大や走る楽しさの提供につなげる。
改良したGRヤリスの特徴は、モータースポーツの現場を通じて開発した8速自動変速機(AT)「ダイレクト・オートマチック・トランスミッション」を追加設定したこと。操作性を高めるため搭載ディスプレーを運転席側に15度傾けて設置したほか、スイッチ配置も見直した。消費税込みの価格は448万円から。
特別仕様車は世界ラリー選手権などで活躍するラリードライバーのセバスチャン・オジエ氏とカッレ・ロバンペラ氏が監修した。専用の4駆制御モードなどを設定した。店頭での申し込みを3月31日まで受け付け、抽選を経て商談に移る。消費税込みの価格は845万円。
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日刊工業新聞 2024年03月26日