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コマツが実証、初「ナトリウム電池搭載フォーク」の性能

コマツが実証、初「ナトリウム電池搭載フォーク」の性能

ナトリウムイオン電池を搭載した電動フォークリフト

コマツは7日、ナトリウムイオン電池を搭載した電動式フォークリフトのコンセプトマシンを開発し、月内に複数の現場で実証実験を始めると発表した。ナトリウムイオン電池の搭載は同社初となる。同電池はリチウムイオン電池(LiB)や鉛電池と比べ充電時間が短く、ひんぱんに充電することで連続稼働が可能。サイクル寿命が長く、ランニングコストの低減も見込める。こうした長所を踏まえつつ価格や機種などの点で商品化の道を探る。

新開発のコンセプトマシンは1・5トン級の電動フォークリフトに、中国企業製のナトリウムイオン電池セルと電池パックを搭載した。LiBの電動フォークリフトは排ガスを出さず、騒音・振動が少ない一方、価格がディーゼルエンジン車の2倍近くと高い。そのため、1日のうちで稼働時間が短く軽負荷作業を行う現場ではエンジン車を使う顧客も多い。

コマツはナトリウムイオン電池搭載機の実用化を通じ、電動フォークリフトの選択肢を増やすことで顧客の脱炭素化を後押しする。

22年に発売したLiB式3トン級フォークリフトは充電時間が約1時間50分だが、ナトリウムイオン電池式はそれをさらに短縮できるという。


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日刊工業新聞 2024年03月08日

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