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「レベル3.5飛行」で配送、ACSLと日本郵便が共同開発した新型ドローンの実力

ACSLは日本郵便と共同開発した新型物流飛行ロボット(ドローン)で、目視なしで遠隔操縦する「レベル3・5飛行」での配送を実施した。兵庫県豊岡市の出石郵便局配達区内で、郵便局から配達区内に住む受取人宅の近隣施設まで配送。従来のドローンよりも可搬重量が増えた機体を活用し、中山間地域でのドローン配送の実用化を目指す。

新型機体の「JP2=イメージ」は可搬重量4・5キログラムで、従来機の1・7キログラムよりも大幅に増加。最大飛行距離も従来機の10キロメートルから35キロメートル程度に延びた。

配送物の収納は機体上部から入れ、届いた際は下部から切り離す構造。耐候性能は風速10メートルまで対応できる。過疎地の郵便配達は収益や効率のネックとなっており、ACSLはドローン活用で解決を目指す。

日刊工業新聞 2024年03月07日

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