ニュースイッチ

日野自動車が4年半ぶり改良、大型観光バス「日野セレガ」の仕様

日野自動車は大型観光バス「日野セレガ=写真」の安全機能を拡充するなど一部改良し、3月1日に発売する。ステアリング操作の制御を支援し車線逸脱防止につなげる機能「レーンキーピングアシスト(LKA)」やオートヘッドランプを新規で標準装備した。東京地区の代表車型の消費税込みの価格は4545万6400円。販売目標は非公表。いすゞ自動車と共同出資するジェイ・バス(石川県小松市)の本社・小松工場(同)で生産する。

日野セレガの改良は2019年7月以来約4年半ぶり。LKAなどの新規搭載に加え、ミリ波レーダーと画像センサーで歩行者や自転車を検知し、衝突・追突事故抑制につなげる「プリクラッシュセーフティシステム(PCS)」の作動条件拡大や、ドライバー異常時対応システム(EDSS)に車線内を維持して停止させる機能を追加するなど各種機能を向上させた。継続生産車で5月以降に義務化される後退時車両直後確認装置にも対応した。

日刊工業新聞 2024年02月28日

編集部のおすすめ