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ファインセラ部品生産能力2倍、京セラが55億円投資

ファインセラ部品生産能力2倍、京セラが55億円投資

独ゼルプの拠点

京セラはドイツでのファインセラミックス部品の生産能力を現状比約2倍に増強する。2024年内にドイツのゼルプ(バイエルン州)とマンハイム(バーデン=ヴュルテンベルク州)の拠点で生産棟を整備し、順次稼働させる。投資額は約3400万ユーロ(約55億円)。半導体製造装置向け部品のほか、医療機器をはじめとした一般産業機器向け部品を増産。欧州で拡大しているこれらの部品の需要を取り込む。

半導体製造装置向け部品を手がけるゼルプの拠点で、生産棟を2棟整備する。拠点敷地内に新棟を建設中で24年中ごろの完工を見込む。加えて拠点近くの工場を買収済み。現在改修工事を進めており、年内に段階的に稼働させる方針だ。欧州の半導体製造装置メーカーからの旺盛な需要に応える。

独マンハイムの拠点での新生産棟(完成イメージ)

主に一般産機向け部品を手がけるマンハイムの拠点でも生産棟を新たに建設し、CT(コンピューター断層撮影装置)向け部品や真空断熱用セラミックス部品などを増産する。このほか物流センターや管理棟も建設し、24年末の完工を目指す。同拠点では、屋根の緑化や、製造現場から出た廃熱の一部を敷地全体の冷暖房に利用するシステム、太陽電池モジュールなどを設置予定。地域の環境負荷低減に貢献する。

京セラは19年にゼルプ拠点の前身である、独セラミックス部品大手エイチ・シー・スタルク・セラミックスを買収し、欧州初のセラミックス部品製造拠点を整備。同年、マンハイム拠点の前身となる独フリアテックのセラミックス事業も買収した。22年には、これらを京セラ・ファインセラミックス・ヨーロッパ(バーデン=ヴュルテンベルク州)として統合。欧州市場の開拓に取り組んでいる。

日刊工業新聞 2024年02月20日

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