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アルミ鋳造で軽量一体化、所沢軽合金が4輪車用フレーム試作

アルミ鋳造で軽量一体化、所沢軽合金が4輪車用フレーム試作

アルミ鋳造で試作した4輪車用フレームのサンプル品

所沢軽合金(埼玉県所沢市、池田耕次社長)は、アルミニウム鋳造で4輪車用フレームのサンプル品を試作した。アルミニウム合金「AC4C」製で、大きさは高さ1210ミリ×横1373ミリ×幅510ミリメートル。肉厚を薄くして重量は10・9キログラムに抑えた。

自動車ボディーなど大型部品では板金加工などが一般的だが、アルミ鋳造で軽量一体化できるとして「大型の試作品の依頼が増えている」(池田社長)という。サンプル品の製作を通じて、受注拡大に結び付ける。

同社は寸法精度が良く、鋳造表面も良好な精密鋳造技術に強みがある。本社・埼玉工場と山形第一工場(山形県天童市)、山形第二工場(同)があり、山形第二工場に大型の自動車部品に対応できる金型鋳造機や溶解炉を導入するなど能力増強を図っている。

日刊工業新聞 2024年02月14日

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