八千代工業、来月10日に上場廃止
八千代工業は5日、2024年1月10日に上場廃止になると発表した。親会社のホンダによるTOB(株式公開買い付け)が成立し、ホンダが11月28日に八千代工業の株式の約91%を取得した。ホンダは今後、八千代工の全株式を取得した後、インドのサンバルダナ・マザーサン・グループに81%を売却し、19%を自社で保有する。
そのため、ホンダは5日、八千代工の株主に株式のすべてを売り渡すよう請求することを決め、八千代工の取締役会がそれを承認したため、東京証券取引所の基準に従って上場廃止が決まった。
ホンダは電気自動車(EV)への移行を進めており、燃料タンクなどを手がける八千代工は今後、ホンダ以外の販路を開拓する必要がある。
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日刊工業新聞 2023年12月06日