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パナソニックHD、通期売上高を下方修正…「強い事業と苦戦した事業がくっきり分かれた」

パナソニックHD、通期売上高を下方修正…「強い事業と苦戦した事業がくっきり分かれた」

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パナソニックホールディングス(HD)は30日、2024年3月期連結業績予想(国際会計基準)を米国インフレ抑制法(IRA)の会計処理などの影響で下方修正した。23年7月公表値から売上高を1000億円、営業利益を300億円、それぞれ引き下げた。各セグメントの業績予想も修正し、車載部品などが上振れする一方、家電や車載電池などが下振れした。

単位億円、増減率%、下段通期見通し、▼は赤字・マイナス。配当がある場合の上段カッコ内は前の期の実績、下段通期見通し

通期見通しの売上高修正はIRAの影響が990億円で、それを除けば10億円の下振れにとどまる。ただ、家電の市況悪化や中国・東アジアでの電子部品の低迷が響いた。

重点投資領域の車載電池も北米で高価格電気自動車(EV)の需要が落ち込み、国内工場の減産の影響を固定費削減でカバーできず、収益が大きく悪化。23年度下期は固定費適正化を一段と推進し、収益悪化の歯止めを図る。

同日会見した梅田博和副社長は「強い事業と苦戦した事業がくっきりと分かれた。それぞれの事業でメリハリをつけ、体制強化を図っていく」と語った。

日刊工業新聞 2023年10月31日

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