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トヨタ系中堅部品メーカー4社が業績予想を上方修正、工場爆発事故の中央発條は?

トヨタ自動車系中堅部品メーカー6社が30日発表した2024年3月期連結業績予想は、4社が売上高や各利益段階を上方修正した。部品供給不足の解消で主要取引先のトヨタなどの生産が回復したことや、為替の円安効果がプラスとなる。23年4―9月期連結決算は全社が増収を確保し、各損益段階も増益または黒字転換となった。

トヨタ系中堅6社

フタバ産業東海理化愛三工業の3社は通期の売上高と全利益段階を、ファインシンターは経常利益と当期利益をそれぞれ上方修正した。フタバ産業の魚住吉博社長は「日本や北米で低調だった客先が稼働し、売上高や利益は想定以上だった」と説明。ファインシンターの山口登士也社長は「減産の本格的な解消や、想定レートを上回る円安が要因」と背景を話した。

4―9月期決算は東海理化や愛三工業が売上高や各利益段階で過去最高を更新した。原価改善や固定費削減の取り組みが奏功した東海理化の二之夕裕美社長は「残業を減らせたことの効果が大きい」とした。

電動化の波も収益に寄与している。大豊工業はエンジン向けすべり軸受製品で中国の景気減退の影響があったが、ダイカスト製品は「電動化対応向けが前年同期比4倍に伸びた」(新美俊生社長)と好調だった。

一方、中央発條は藤岡工場(愛知県豊田市)で16日に発生した爆発事故の影響で、通期の見通しを未定とした。小出健太社長は「第3四半期までには発表したい」と説明した。

日刊工業新聞 2023年10月31日

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