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ソニーGとヤマハ発動機が新サービス、エンタメに特化したEVとは?

ソニーグループヤマハ発動機は電気自動車(EV)および、現実と仮想空間を融合させる複合現実(MR)を利用した新しい移動体験サービスを上野恩賜公園(東京都台東区)で22日まで行った。車内外に大画面・高精細のディスプレーを配置し、利用者は乗馬や海の世界に入るような体験を10分程度味わうことができた。両社は同様の新サービスを群馬県や沖縄県で2024年3月までに始める予定だ。

エンターテインメントに特化したEV「SC―1=写真」は、ソニーグループの画像センサーを車両の前後左右に搭載し、360度すべての方向に合わせた映像を車内ディスプレーに映し出すことができる。また画像センサーで周囲を把握するため窓が不要となり、代わりに高精細のディスプレーを搭載。エンタメ映像や広告などを映し出し、車両の周囲にいる人向けに配信できる。

さらにMR技術を組み合わせることで、周囲の映像にコンピューターグラフィックス(CG)を重ねて提示するエンタメコンテンツとして、移動自体を楽しめるように工夫している。


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日刊工業新聞 2023年10月23日

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