独自のアウトドアブランド「OZOPS（オズオプス）」を展開する小沢製作所。同ブランドの新作はキャンプの夜に欠かせないLEDランタン専用のシェードの「クラフトシェード」だ。金属の板にレーザー加工で施された繊細な模様からこぼれる光が、キャンプサイトを幻想的に演出。そしてもう一つの魅力が、使う前のちょっとした「ひと手間」だ。

【“クラフト”の経験をプラスして】
　「クラフトシェードは、最初金属板の状態になっていて、紙の模型の展開図のような形です。４個所をまげて箱形にするのですが、意外に力加減が難しい。設計上の工夫で簡単に曲がり、壊れない絶妙なバランスを目指しました」。
　そう説明するのが同ブランドで中心をになう小沢達史社長。クラフトシェードはアウトドア用のLEDランタンの中でも最もポピュラーなゴールゼロへの使用をメインに設計されており、シェード上部にはLEDランタンの先端を差し込み固定できるような切込みが。もちろん他の対応ランタンもある。LEDランタン用のシェードは手軽にサイトの雰囲気をより個性的にできると人気のアイテムでライバル製品も多い。そんな中でOZOPSだけの個性を出せるよう、趣向を凝らした。

「板金加工メーカーの当社だからこそ知る、『手を動かしてモノを作る面白さ』を製品にプラス出来たらと思いました。また模様のオリジナルオーダーも生産個数によっては可能。これも当社だけにできる製品だと自負しています」（小沢社長）。

【板金屋のための板金屋】
　板金加工とは金属板を抜いて、その部品を曲げ（ベンディング）、そして溶接して製品を作る加工技術のこと。小沢製作所が特に得意とするのは比較的薄い金属板を使い、より精度の高い部品・製品を加工する『精密板金加工』である。そしてそんな同社にはあるポリシーがある。それは「板金屋のための板金屋」であるということ。特定の大手メーカーから直接仕事を受注する１次サプライヤーではなく、その１次サプライヤーの板金加工メーカーから仕事を受けるのだ。
　「板金加工のプロであるお客様に『作りやすく作る』方法を提案する。これが、弊社の腕の見せ所です」（小沢社長）。

現在はエレベーター関連部品、医療関連、食品工場の自動化設備などを主流にその時々に他社であふれた多種多様な仕事を引き受ける。知識や技術力だけではなく、既存の金型も多く保有しており、それらを流用することで顧客の求める形状をより簡単に再現できたこともある。
　これからも多様な分野の仕事で、「プロ」の頼りになれたらと語る小沢社長。モノを作る喜びを知り尽くしたからこそ、それを「誰か」に伝えたいのだ。

商品情報

シリーズ名：アウトドアブランド「OZOPS」 商品名：「クラフトシェード」
　用途：組み立て式シェード
　サイズ（mm)：組立前：約W210×D210×H0.8mm　組立後：約W70×D70×H100mm
　価格（税込）：SUS_Original：3,960円（税込）、SUS_Asanoha：4,400円（税込）
　販売サイト：https://ozops.thebase.in/

企業紹介

（有）小沢製作所　OZAWA Manufacturing CO.,LTD.
所在：〒192-0152　東京都八王子市美山町2161-6
従業員数：13名
事業内容：精密板金部品製造、レーザー加工、筐体製造

FACTORY’S GOODs　詳細情報

ポップアップショップ　＠銀座 蔦屋書店
会期：2023年 11月3日（金・祝）〜4日（土）12:00～20:00（最終日は19:00）
会場：銀座 蔦屋書店　GINZA ATRIUM （東京都中央区銀座6丁目10−1　GINZA SIX 6F）
https://store.tsite.jp/ginza/
入場登録：不要
入場料：無料

店頭タイアップによるフェア　＠銀座 蔦屋書店
会期：2023年10月21日（土）～11月５日（日）　10：30～21：00
会場：銀座 蔦屋書店　（東京都中央区銀座6丁目10-1　GINZA SIX 6F）EATALY側展示台
https://store.tsite.jp/ginza/

技術展示&ポップアップショップ　＠東京ビッグサイト
会期：2023年 11月29日（水）〜12月1日（金）10:00～17:00
会場：東京ビッグサイト　西2ホール （G-01）（東京都江東区有明3-11-1）
入場登録：要（詳細は https://autumnfair.nikkan.co.jp/ 参照）
入場料：1,000円（入場登録者、招待状持参者、中学生以下無料）

特設Webサイト：https://biz.nikkan.co.jp/brand/factorysgoods/

展示会スポンサー

株式会社ソディック
　株式会社青山財産ネットワークス
　日進工具株式会社
　牧野フライス精機株式会社
　碌々スマートテクノロジー株式会社
　一般社団法人日本工作機械工業会
　株式会社アマダ
　モノづくり日本会議