ダイナブック（東京都江東区、覚道清文社長）が発売した法人向け１３・３型モバイルノートパソコン（ＰＣ）の新製品「Ｘ８３　ＣＨＡＮＧＥＲ（チェンジャー）」が好調だ。バッテリーを使用者自身が交換できる仕組み「セルフ交換バッテリー」機構の採用が、引き合いの強さの背景にある。さらに「薄型・軽量・堅牢（けんろう）性なども維持できていることに、好評をいただいている」（ダイナブック）。

ＰＣによっては、バッテリー交換のために修理に出すと２―３日要する場合がある。一方、新製品ではバッテリー交換が約３分で完了する。

従来はバッテリーを着脱可能にすると、ＰＣの軽量化や薄型化が難しかった。新製品は、ダイナブックの高密度な実装技術などの活用により両立できた。軽さを重視した機種は重さが約７７８グラム。最も薄い部分は約１７・７ミリメートルに抑えた。また中央演算処理装置（ＣＰＵ）の性能を最大限に引き出す独自技術を取り入れている。