ボルボ・カー・ジャパン（東京都港区、不動奈緒美社長）は２４日、電気自動車（ＥＶ）の小型スポーツ多目的車（ＳＵＶ）「ボルボ　ＥＸ３０」を１１月中旬に発売すると発表した。全長４２３５ミリ×全幅１８３５ミリ×全高１５５０ミリメートルで、日本の一般的な立体駐車場に対応する。価格は５５９万円（消費税込み）。

通常販売に先行して、１０月２日からサブスクリプション（定額制）による利用の受け付けを始める。３００台限定で月額９万５０００円（同）。申込金や頭金は不要で、任意保険や諸費用が含まれる。契約期間は最長２４カ月。３カ月前に申し出ればペナルティーなしで解約できる。

ＥＸ３０の駆動用バッテリーの容量は６９キロワット時。１充電当たりの航続距離は最大４８０キロメートル（欧州参考値）。モーターは最高出力が２７２馬力、最大トルクが３４３ニュートンメートル。

周囲を走行中の自転車や電動キックボードなどの前でドアを開けようとした場合に、音と視覚で警告する「ドア・オープニング・アラート」機能を搭載。センサーが１秒間に約１３回、運転者の目や顔の動きを検知し、注意散漫や眠気などを警告する機能も備えた。