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いすゞの小型トラック「新型エルフ」が採用、JFEスチールの高精度な解析技術の中身

いすゞの小型トラック「新型エルフ」が採用、JFEスチールの高精度な解析技術の中身

最適化の適用部位(トラックのキャブ)

JFEスチールは22日、複雑な荷重伝達を車体構造に反映できる同社の高精度な解析技術が、いすゞ自動車の小型トラック「新型エルフ」の乗車部分(キャブ)の設計手法に採用されたと発表した。

室内空間の最大化と車体の軽量化を両立させるため、「JFEトポロジー最適化技術」を用いた。新たな部品形状の設計と高効率接合位置の検出のためコンピューター利用解析(CAE)を使った結果、前モデルより大幅な軽量化を達成した。

トポロジー最適化技術は三菱自動車の普通車やスズキの軽自動車に採用されてきたが、トラックへの適用は今回が初めてという。

自動車向けは一般的に板厚が薄いと剛性や衝突強度が下がり、性能を維持しながらの軽量化は容易でない。一方、車体は数多くの部品をスポット接合しており、変形時の荷重変化が複雑なため、それを踏まえた高精度の車体設計が求められる。

日刊工業新聞 2023年08月23日

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