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気動車に次世代バイオ燃料、JR西が走行試験

気動車に次世代バイオ燃料、JR西が走行試験

キハ40系 (写真はJR東日本・只見線を走っていたもの)

JR西日本は成分が軽油とほぼ同じ次世代バイオディーゼル燃料の気動車の走行試験を7月下旬ごろに始める。気動車「DEC700形」と「キハ40系」の試運転列車で山口県下関市の山陰線の下関―小串間を同燃料100%で1日1往復する。3シーズンに分けた試験で気温影響を確認し、2025年度以降の本格導入を目指す。

同燃料は使用時の二酸化炭素(CO2)排出量は軽油とほぼ同じだが、原料となる植物の光合成で吸収したCO2と排出するCO2が相殺され、CO2排出量が実質ゼロとみなされる。24年1月までに夏期、通常期、冬期で各約2カ月間試験する。

試験は国土交通省が公募した新規技術開発課題として鉄道総合技術研究所とJR7社がJR西エリアを中心に行っている。

24年度に営業列車で1日約200キロメートルの長期走行試験を行い、品質レベルや安全性、安定性、燃料消費量変化などを確認する。

将来的にはJR西の気動車の同燃料への100%置き換えを目指す。

日刊工業新聞 2023年07月19日

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