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消費者物価、3.2%上昇。第2次オイルショック以来41年11カ月ぶり

総務省がまとめた5月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が104・8と、前年同月比3・2%上昇した。電気代の値下がりで上昇率は前月の3・4%から鈍化したが、上昇は21カ月連続。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数で見た物価は4・3%上昇し、第2次石油危機当時の1981年6月以来、41年11カ月ぶりの高い伸びとなった。

政府の電気・ガス料金負担軽減策の効果は出ているものの、加工食品や日用品などの値上げが物価を押し上げる構図が続いている。

日刊工業新聞 2023年06月26日

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