「燃料電池大型トラック」市場投入へ、いすゞとホンダがタッグ
いすゞ自動車は、2027年に市場投入を目指す燃料電池(FC)大型トラックに搭載する燃料電池システムの開発と供給におけるパートナーをホンダに決定し、両社で合意書を締結したと発表した。いすゞが開発するFC大型トラックに、ホンダが供給するFCシステムを搭載する。27年の市場投入に向けて協業を加速する。
いすゞとホンダは20年からFC大型トラックの共同研究を進めており、23年度中にモニター車を使った公道の実証実験を始める計画。高積載量、長時間使用、長距離走行、短時間の燃料供給が求められる大型トラックの脱炭素化には、二酸化炭素(CO2)排出ゼロの水素を燃料とする燃料電池車(FCV)の適用が有望視されている。
日刊工業新聞 2023年月5月16日