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作業所でグリーン電力採用、30年にCO2排出20%減らす竹中工務店の覚悟

作業所でグリーン電力採用、30年にCO2排出20%減らす竹中工務店の覚悟

仮囲いのある作業所に設置する「CO2削減看板」

竹中工務店は今後着工する作業所で、原則として再生可能エネルギー由来のグリーン電力を採用する。同社作業所で排出される二酸化炭素(CO2)は、重機などの稼働に使う軽油由来の「スコープ1」が約75%、タワークレーンや場内照明、仮設事務所で使う電力由来の「スコープ2」が約25%。スコープ2では改修工事などで顧客が電力を支給する場合を除き、新たに着工する作業所では原則、グリーン電力を使用する。スコープ1では軽油をバイオマス燃料や水素燃料に代替できるよう、モデル作業所で実証実験を行う。これにより2030年に作業所のCO2排出量を19年比20%削減することを目指す。

同社は1月にCO2削減の長期目標の対象をグループ会社に広げて改定。その第1目標である30年に「スコープ1と同2」で19年比46・2%減を達成するため、「CO2排出量モニタリングシステム」を導入しCO2排出量を目標管理する。

併せて仮囲いのある全作業所に「CO2削減看板」を設置する。看板には「チャレンジ!ゼロCO2」と書かれ、工事完了後には回収して次の工事に再使用する。これら施策でCO2削減の意識を向上させ、目標達成につなげる。

日刊工業新聞 2023年02月08日

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