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マツダが小型車「MAZDA2」大幅改良、採用した技術とは?

マツダが小型車「MAZDA2」大幅改良、採用した技術とは?

大幅改良したマツダのMAZDA2

マツダは小型車「MAZDA2」を大幅改良し、3月下旬に発売する。車種体系を見直し、若者向けにボディーやルーフなどに多彩な色を組み合わせられる新車種「BD(ブランクデッキ」を追加。環境に配慮した技術や素材を採用し、内外装も見直した。消費税込みの価格は152万9000―254万1000円。国内で月3500台の販売を計画する。

ルーフ3色、ボディー11色、インストルメントパネル(インパネ)3色、ホイールキャップ6色から選べ、198通りの色の組み合わせを実現した。ルーフの塗装には量産ラインに初採用したルーフフィルムをオプションで用意した。

ルーフフィルムは塗料の代わりにフィルムを貼り付けるもので、従来の塗装に比べ二酸化炭素(CO2)の排出量を半減。インパネなどには植物由来のバイオエンジニアリングプラスチックを採用するなど、環境負荷を低減した。

現行モデルは2014年の発売で、商品改良は今回が6回目。マツダの国内販売ではスポーツ多目的車(SUV)「CX―5」の25%に次いで19%を占めるエントリーモデル。熟年層のSUVからの乗り換えもあるが、ここ5年は30代以下の若年層の購入が減っており、多彩な色の組み合わせが選べる新車種で巻き返す。

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日刊工業新聞 2023年01月30日

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