薬剤師補助ロボを制御・操作、日鉄テックスエンジの新入社員が体得したモノ
日鉄テックスエンジ(東京都千代田区、小野山修平社長)の新入社員3人が「錠剤自動払い出し・補給機」を制御、操作する研修成果発表を行った。負担軽減とヒューマンエラー防止が求められる薬剤師の世界で、作業を補助するロボットシステムを題材とした。
1人が大卒、2人が大学院卒。2022年春から半年間、eラーニング、プログラミングやロボット制御を行った。東海工場(愛知県東海市)で実施した発表会ではファナック製の6軸可搬ロボットを使って、薬棚から指定された錠剤を種類、量とも正確に取り出し、指定場所に置いた。
錠剤は吸着パッドで払い出し箱に移し替え、ベルトコンベヤーで薬剤師の元まで搬送する。参加者は「電気図面を見たことがなく、内容や書き方を理解するまで時間を要した。分からないことがあればすぐに報告・連絡・相談した」と振り返り、連携の重要性を体得したようだ。
日刊工業新聞 2023年01月10日