巻き尺の仕組み利用した「カメラ昇降ロボ」が面白い
RoboSapiens(ロボサピエンス、東京都新宿区、長尾俊社長)は、巻き尺の仕組みを利用してセンサーやカメラを昇降させるロボット「BambooBot=写真」を開発した。約40センチメートル四方の小さな車体でありながら、2メートルの高さまでセンサーやカメラを持ち上げられる。オフィスビルや商業施設の環境計測、設備点検などでの利用を見込む。
昇降機構は、2対の巻き尺を重ね合わせてモーターで送り出す仕組みを採用した。自律的にフロアを巡回するため、計測位置の変更にも柔軟に対応しやすい。温度、湿度、空気質、映像などの取得データを3次元(3D)マップに描画できる。
日刊工業新聞 2021年12月15日