建物外壁が太陽光パネルに、AGCが開発した設置工法の中身
ノザワと共同開発
AGCはノザワと共同で、建物の壁で発電可能な太陽光パネルの設置工法を開発した。太陽光パネルの設置場所の不足が課題となる中、外壁に設置することでこれを解決するだけでなく、建物のエネルギー自給率の向上にも貢献する。事務所などの建物での実用化に向けてまず試験的に販売し、2023年中の本格販売を目指す。
開発したのは「アスロックレールファスナー太陽光パネル設置工法」(仮称)。主に事務所などの壁材として使われる押出成形セメント板に、太陽光パネルを設置する工法だ。ノザワが持つ外壁パネル事業のノウハウと、AGCグループが持つガラス施工や太陽光発電ガラス事業のノウハウを生かした。地震や風など自然災害に対する安全性は確認済み。今後、本格販売に向けた準備を進める。
日刊工業新聞 2022年11月23日