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日揮が世界最大級エチレン設備を1000億円で受注に成功したワケ

日揮が世界最大級エチレン設備を1000億円で受注に成功したワケ

日揮公式サイトより

日揮ホールディングス(HD)は、米国で生産量が世界最大級となるエチレン製造プラントの設計・調達・建設(EPC)を受注した。シェールガスを原料に年間200万トンを製造する。米国法人JGCアメリカが米国の建設会社キウィットと共同で受注した。日揮分の受注額は非公表だが、1000億円超とみられる。米国でのエチレンプラント受注は2件目で、シェール由来のプラント建設需要取り込みに成功した。

米シェブロンフィリップス・ケミカルとカタール国営石油会社の合弁会社から受注した。両社がテキサス州で計画する石油化学コンプレックスの中核設備となる。エチレンが原料のポリエチレンなどの世界的な需要拡大を見据えた案件。2026年ごろの完成を見込む。

JGCアメリカが全体統括と設計、キウィットが建設を担う。調達は両社が分担する。

米国では17年に完工したテキサス州のエチレンプラントがハリケーンの影響で採算が悪化し、17年3月期の最終赤字の要因になった。建設に強いキウィットと組んでリスクを抑える。資機材や人件費の上昇分の一部を発注側が負担する条項も設け、採算確保を狙う。

日刊工業新聞 2022年11月18日

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