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技能五輪全国大会が開幕した、若手1014人が41職種で熱戦

技能五輪全国大会が開幕した、若手1014人が41職種で熱戦

「プラスチック金型」で仕上げ加工を施す選手たち

厚生労働省、中央職業能力開発協会が主催する「第60回技能五輪全国大会」が4日開幕した。原則23歳以下の若手の技能者1014人が出場し、幕張メッセ(千葉市美浜区)をはじめとする13会場で技能を競い合う。4日に開会式を行い、5、6の両日に競技を実施。7日に閉会式と成績発表を行う。

競技は「機械組立て」「メカトロニクス」「プラスチック金型」「フライス盤」など41職種。このうち4職種は2024年9月にフランスのリヨンで開催される「第47回技能五輪国際大会」での実施が見込まれる関連職種の選考を兼ねている。

既に「旋盤」「構造物鉄工」など一部の競技は先行して開始。10月28日に競技が始まった「プラスチック金型」の新家寿健競技主査は「前回よりも精度の要求は厳しくなっている。成形した製品の寸法と見栄えの良さも重視されるようになったが、多くの選手が対応してきている」とレベルの高さを強調する。出場したトヨタ自動車の長井天来(たから)選手は「磨きを意識して練習を積んできた。こだわって取り組んできたことが発揮できた」と胸を張った。

日刊工業新聞 2022年11月04日

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