テイ・エステックとアルプスアルパインが共同開発、女性向け自動車チェアの工夫
テイ・エステックとアルプスアルパインは、自動車用チェア「わたしlaシート」を共同開発した。自動車の座席シートの上に設置し、乗員に合った運転姿勢を保持するのに役立つ。腰部分をカイロなどで温める仕組みを設けるなど、女性をターゲットに開発した。色はベージュとネイビーの2種類。発売時期や価格は今後詰める。
14―16日に六本木ヒルズ森タワー(東京都港区)で開かれる「フェムテックフェス!2022」で展示する。展示会出展などでユーザーのニーズを把握し、価格設定や機能改良に生かす考えだ。
両社は1月に業務提携した。テイ・エステックが持つ自動車内装品の開発製造技術と、アルプスアルパインの車載HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)技術を組み合わせ、2030年以降の自動車への採用を目指して車室内空間の開発を推進。要素技術については順次提案していく方針で、今回の製品はその一つ。
【関連記事】 旭化成の「自動車用シート材」巨額買収、決断の裏に東レの存在
日刊工業新聞2022年10月14日