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大型カーフェリーで実証、「離着岸支援システム」製品化へ

商船三井は、子会社のフェリーさんふらわあ(大分市)が保有・運航する大型カーフェリー「さんふらわあごーるど=写真」を用い、古野電気が開発中の「離着岸支援システム」の実証試験を9月中に始める。高性能センサーの「LiDAR(ライダー)」で正確な方位情報を取得する「サテライトコンパス」で得た情報から、岸壁と船体の正確な距離・角度を計測し、離着岸を支援。使い勝手の検証などを行い、システムの開発・製品化を目指す。

期間は2023年3月まで。従来、離着岸作業は乗組員が経験に基づいて目視で行っていた。実証では乗組員がシステム画面を見て、表示された計測結果を簡単に理解できるかなど、システム画面構成の見やすさなどを乗組員に体験してもらう。また、船長をはじめとする乗組員と意見交換することで製品開発に反映させる。

日刊工業新聞2022年9月27日

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