好調続く工作機械、主要7社の8月受注実績は400億円超

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写真は高松機械工業の新工場(石川県白山市)

足元の設備投資意欲活発

日刊工業新聞社がまとめた工作機械主要7社の8月の受注実績は、前年同月比13・9%増の412億100万円で21カ月連続の増加となった。国内、海外ともに需要が引き続き堅調で、7カ月連続の400億円超え。4社が総額で増加となった。

牧野フライス製作所は総額が4カ月ぶりに100億円を割り込んだものの「計画に対して悪くない数字」(経営企画室)としている。特に輸出が前年同月比26・8%増と伸長。米国で自動車や半導体製造装置、医療機器向けなどの需要が旺盛で、中国でも金型や自動車向け需要を取り込んだ。

オークマは総額が4カ月連続の150億円超え。米国、中国向けが高水準の状態であるほか、国内も建設機械や一般機械、航空機関連など「(受注する)業種がだいぶ広がってきた」(営業部)との手応えを示す。

日本電産マシンツール(滋賀県栗東市)は総額が同62・7%増と大きく増加した。歯車機械や大型機械を中心に、中国のほかインドや東南アジア向けにも受注を伸ばした。ジェイテクトも中国での自動車向けスポット受注などにより増加。中国について「新エネルギー車向けは引き続き堅調」(経営企画部)としている。

一方でニデックオーケーケーと芝浦機械、ツガミは総額と輸出が減少となった。

芝浦機械は顧客の意思決定がずれ込んだことで輸出が大幅に減少。ただ大型工作機械の需要は「産業機械向けを中心に国内・海外ともに引き続き堅調」(広報・IR部)と捉えている。

ツガミは強みの中国市場が調整局面に入っているとみつつ、「9、10月から少し上向くと期待している」(同社幹部)とした。

部材、輸送コストの高騰や金利上昇の影響に対する懸念の声は聞かれるものの、足元の設備投資はおおむね「まだ堅調な状態」(オークマ営業部)が続いている。そのため各社では9月も8月と同等か、それ以上の水準になるとの見方が強い。

日刊工業新聞2022年9月13日

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