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「廃炉創造ロボコン」高専生40人が参加へ

12月10日開催予定の「第7回廃炉創造ロボコン」(主催=日本原子力研究開発機構、廃止措置人材育成高専等連携協議会)の出場校を対象とする「楢葉サマースクール=写真」が福島県楢葉町で開かれた。14チーム40人の学生が福島第一原子力発電所の見学と、競技会場の視察などを行った。

廃炉創造ロボコンは福島第一原発の廃炉作業を担うロボットの製作で開発成果を競う。高専の学生らに創造性を高めてもらう目的がある。原子力機構の楢葉遠隔技術開発センター(福島県楢葉町)で開く。

全国から「下町ロボット」「オートスイーパー」「ディコネクト」「真・清丸」などロボットの名前を冠した14の高専チームが参加。競技では廃炉内での作業を模擬してロボットの本体を直視せずに動かす。サマースクールでは会場に設定するロボットの移動経路と、無線通信なしでロボットが実施する除染用壁での作業方法などを確認した。

日刊工業新聞2022年9月9日

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