ブリヂストンがインターンシップでウクライナ人留学生を受け入れ
ブリヂストンがウクライナからの留学生をインターンシップ(就業体験)で受け入れている。現在、キーウ国立言語大学とリヴィウ国立工科大学の学生計9人が貿易実務やロジスティクスなどの業務に従事。同社はウクライナへの人道支援の一環として、学生のキャリア教育の機会を提供した。インターンシップは9日まで。
ポリナ・コルズニナさん(21)は人財育成課で社内研修の分析を担当。プレゼンテーション研修の振り返りでは「効果があると思う。ただ時間が長いと疲れるのでは」と意見を述べていた(写真)。将来は「日本で働き、ウクライナとの関係が強くなるよう頑張りたい」と語る。
インターンシップの対象は、両大学の学術交流協定校である日本経済大学で学んでいる留学生と避難民の学生。日本経済大がブリヂストン創業の地である久留米工場(福岡県久留米市)の近くにある縁から実施した。ブリヂストンは、2023年1月以降にも同様のインターンシップを予定している。
日刊工業新聞 2022年9月8日