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カイコで革新素材の市場創出、スタートアップが農水省採択のコンソーシアム参画

カイコで革新素材の市場創出、スタートアップが農水省採択のコンソーシアム参画

カイコを活用した新しいバイオ原料

Morus(東京都渋谷区、佐藤亮最高経営責任者〈CEO〉)は、農林水産省が採択した「昆虫(カイコ)テクノロジーを活用したグリーンバイオ産業の創出プロジェクト」のコンソーシアムメンバーとして参画する。同社はカイコのバイオ原料の供給と研究開発を行うベンチャー。同プロジェクトへの参画で自社での研究開発を加速するほか、コンソーシアムの企業・研究機関と連携して事業化を進める。

カイコは高タンパクでありながら環境負荷が低く、有用成分の基礎研究が進んでおり食品や飼料などでの活用が期待される。プロジェクトでは、カイコの利用効率を高めた品種の開発や実証を通じ、世界的に需要の見込まれる革新的な新素材としての市場創出を目指す。

日刊工業新聞2022年8月26日

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