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ビル・ゲイツ氏が日本の医療関連企業に賛辞

「誰もが必要な医療にアクセスでき、世界中の人々が健康な未来をつくる」―。世界の保健医療水準の向上を目指すNECやエーザイ、塩野義製薬などのビジネスリーダー有志一同は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団のビル・ゲイツ共同議長(写真)をゲストに招き、日本でイベント「グローバルヘルス・アクションジャパン」を開いた。

27日からチュニジアでアフリカ開発会議「TICAD8」が開かれることに先立ち、参加企業11社は、アフリカやアジアの途上国の感染症対策などに対して支援活動を行うゲイツ氏に取り組みを説明。塩野義は手代木功社長が開発中の新型コロナウイルス治療薬などについて、富士フイルムは後藤禎一社長が携帯型X線撮影装置を使った結核撲滅への挑戦について語った。

ゲイツ氏は各社の取り組みにそれぞれ賛辞を贈り、「ヘルスや医療は世界で最も重要な課題。ワクチンや治療薬の開発だけでなく、物流や金融、人工知能(AI)の活用など多様なアプローチがある。こうしたビジネスリーダーの声を広げ、次の展開につなげたい」と述べた。ゲイツ氏の来日は約4年ぶり。

日刊工業新聞2022年8月22日

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