“歩き方”で人物適合9割、富士通が開発した新技術の仕組み

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行動分析技術「アクトライザー」のイメージ

富士通は、顔などの情報が写っていない映像からでも人の歩き方(歩容)を基に人物を高精度に照合できる歩容照合技術を開発した。人の関節点の座標から姿勢を推定する汎用深層学習モデルと、汎用的に照合可能な空間に変換して人物を照合しやすくする独自技術を組み合わせる。カメラ映像への映り込みの違いによる照合精度の低下を解決し、顔などの情報を必要とせずに高精度に人物を照合できる。

従来の技術では50%未満の精度だったところ、新技術では約90%の高い精度で人物を照合できたという。実証を重ね、2023年度までに実用化を目指す。例えば迷子や高齢者の捜索などでの活用を想定する。

同技術は、事前に取得した人物映像から得られる歩容情報の登録時と、人物映像を入力する照合時の2段階で構成。登録時は、人の複雑な行動を認識する行動分析技術「アクトライザー」の姿勢推定を用いて人の関節点の移動における時系列情報を抽出する。

日刊工業新聞2022年8月12日

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