20年度入学の大学生「成長の実感ない」4割、5年前より増加のなぜ?

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新型コロナウイルスの感染が全国に拡大した2020年度に入学した大学生の約4割が、大学生活を通じた成長を「実感しない」と答えたことが、ベネッセ教育総合研究所の調査で分かった。5年前の前回調査より増加しており、同研究所は遠隔授業の拡大や、友人との交流の制限が影響したとみている。

調査は21年12月、インターネットを通じて全国の大学1―4年生4124人から回答を得た。08年から4、5年おきに実施しており、今回で4回目。

その結果、20年度に入学した大学2年生は成長を「実感しない」と答えた割合が39・6%で、5年前の同学年より8・0ポイント増えたのに対し、他の学年ではほとんど変化がなかった。 

友だちの数についての質問では、「悩み事を相談できる」「学習やスポーツで競い合う」などで「いない」と答えた割合が大学生全体で5年前より増加。特に2年生で「いない」の増加が顕著だった。

調査の結果、友人の数が多いほど「学びが充実している」との回答が多くなり、「成長の実感」につながっていることも明らかになった。同研究所は「20年度入学生を大学がどう送り出し、社会がどう受け入れるか。支援策の検討と実行が急がれる」としている。

日刊工業新聞2022年7月29日

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