キャットフードが影響?飼い猫にストレスをもたらす原因

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愛媛大学と北海道大学の研究グループは、日本のペットネコはキャットフードとハウスダスト由来の有害化学物質に汚染され、慢性的な酸化ストレスを引き起こすことを解明した。ペットネコを対象に、有機ハロゲン化合物の暴露による健康影響を調査。甲状腺から分泌される「血中甲状腺ホルモン」のレベルを低下させることが分かった。ペットネコの長寿命化につながる研究が促進されると期待される。

研究グループは、日本のペットネコが海産物を主原料とするキャットフードに含有する「ポリ塩化ビフェニル(PCBs)」と、毛づくろいでハウスダスト中に含まれる「ポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDEs)」に暴露されていることを報告。詳細なペットネコへの健康影響を調べるために、日本のペットネコの血清50匹分を収集した。PCBsとPBDEs濃度、甲状腺ホルモン濃度を解析すると、これらの間に有意な負の相関があることが分かった。また有害物質の水酸化物の暴露がネコの血中甲状腺ホルモンレベルを低下させる可能性を見いだした。特にPCBsは多くの代謝経路に影響し、ペットネコに慢性的な酸化ストレスを引き起こしていることが明らかになった。

ペットネコの生活環境には多くの有害物質が存在し、それらに暴露されていることは知られていた。だが有害物質によるペットネコへの健康影響は解明されていなかった。

日刊工業新聞2022年7月20日

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