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輸出船契約、2カ月連続でマイナスになった背景

日本船舶輸出組合(JSEA)が13日まとめた6月の輸出船契約実績によると、受注量を示す一般鋼船の契約は前年同月比24・2%減の159万7770総トンになり、2カ月連続で減少した。コロナ禍からの経済再開で好調だった前年同月の反動で減少した。一方で、受注残を示す6月末の手持ち工事量はコロナ禍前以来の水準に積み上がっている。

100万総トン台は4カ月連続。隻数は38隻で、前年同月より17隻減った。船種別は貨物船が11隻で、うち自動車運搬船が6隻。環境対応のための液化天然ガス(LNG)燃料船の契約があったとみられる。バラ積み船は24隻で、うち小型のハンディ型が12隻。油送船は3隻。

6月の通関実績は16隻、58万17総トン。これにより、受注残を示す6月末の手持ち工事量は458隻、2188万40総トンだった。5月末より22隻、101万6930総トンそれぞれ増えた。19年8月末の2216万1052総トン以来の水準。2000万総トン台は3カ月連続。

1―6月の輸出船契約実績は、前年同期比19・2%減の746万3360総トンだった。15年以降では3番目に高く、JSEAは「21年より低いが好調だ」と分析する。隻数は164隻で、前年同期より17隻減った。

日刊工業新聞 2022年7月14日

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