いすゞ・トヨタなど5社が水素エンジン基礎研究、生かすそれぞれの知見と技術
いすゞ自動車、トヨタ自動車、日野自動車と、同3社などが共同出資するコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT、東京都文京区)、デンソーは共同で大型商用車向け水素エンジンの企画・基礎研究を始めた。トヨタが開発する乗用車向け水素エンジンの知見を活用しながら、物流分野でもカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)達成のための選択肢を増やす。
2021年5月に共同研究の検討を始め、22年6月に秘密保持契約(NDA)を結んだ。いすゞや日野自の大型商用車向けエンジン技術、デンソーの燃料噴射技術、トヨタの知見を組み合わせる。CJPTは企画推進を担う。実用化の時期や搭載車種など詳細は未定。トヨタは約1年前から耐久レース現場で水素エンジンの開発・実証を進めている。
日刊工業新聞2022年7月11日