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日本のサイバーリスクレベルは?、トレンドマイクロが29の国・地域を調査

トレンドマイクロがまとめた、日本を含む29の国と地域を対象とした組織のサイバーセキュリティーリスク意識調査の2021年下半期版によると、日本のリスクレベルは9位(9番目にリスクが低い)だった。セキュリティー対策に充てる経営資源に関して、日本企業は災害時の対策やプライバシー要件などの規制対応に多くを割く傾向にあり、「脅威や脆弱(ぜいじゃく)性・攻撃を特定するための評価」や「(機械学習など)最先端のセキュリティー技術への投資」は他地域より少なかった。

今後1年間で懸念されるサイバー脅威に関する調査では、「フィッシング詐欺とソーシャルエンジニアリング」が最も多く、「ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)」などのサイバー攻撃への懸念は欧州・北米よりも低かった。

日刊工業新聞 2022年6月30日

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