技術革新を表彰するドイツの賞を受賞したコニカミノルタの「仮想ショールーム基盤」とは?
コニカミノルタの欧州における統括販売会社である独コニカミノルタビジネスソリューションズヨーロッパ(ランゲンハーゲン)と独リーニエンフルークデザイン(ハノーバー)は、バーチャル(仮想)ショールームプラットフォーム(基盤)について、優れた技術革新を表彰するドイツの賞「イノベーションアワード2022」を受賞した。
同基盤は、ゲーム技術を応用したBツーB(企業間)向けの販促ツールでリーニエンフルークデザインが開発した。コニカミノルタヨーロッパのウェブサイトから同基盤にアクセスした顧客は、商業用印刷のショールームのバーチャルツアーに営業担当者と参加し、仮想空間を自由に動いたり、製品を体験したりできる。
実際の機械の動きやアニメーションによる内部の紙の流れのデモなど、詳細なプレゼンテーションを受けられる。バーチャルショールームでは平均1日3回、合計1200回を超える商談や製品紹介が行われている。
ドイツイノベーションアワードは、350以上の企業が加盟するドイツデザイン評議会が主催している。
日刊工業新聞2022年6月15日