内田洋行がシステム販売へ、「ハイフレックス授業」って何?
内田洋行は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「New Education Expo2022」で、自社の遠隔授業支援システムを使った「ハイフレックス授業」のデモンストレーションを公開した(写真)。会場のほか外部の参加者とオンラインでつなぎ、模擬的な授業を実演した。2次元のQRコードとクラウドサービスを組み合わせることで事前準備などを簡素化。2023年度から本格販売を予定する。
教師の身ぶり手ぶりのジェスチャーだけで遠隔授業支援システムが起動。指で表した数字を読み取り、プログラムの種類が切り替わる。従来はあらかじめデジタル教材などのアプリケーション(応用ソフト)を入れた端末を使う必要があった。最新版は専用のQRコードを端末で読み込むと、生徒自身が所有するパソコンなどの端末でもシステム上にある教材を授業に合わせて柔軟に使用できる。
遠隔参加する生徒らの顔を表示するなどして、対面形式とほぼ同じ条件で授業に参加できる環境に近づける。大久保昇社長は「(教育機関だけでなく)企業の会議などにも活用できる」と語った。
日刊工業新聞2022年6月3日