大阪芸大でアンドロイドと人間が共演した!
大阪芸術大学は、アンドロイド(人間酷似型ロボット)と音楽を科学する独創的なラボラトリーを同大学内(大阪府河南町)に開設した。アンドロイド研究の第一人者で同大学アートサイエンス学科客員教授の石黒浩氏やプロの音楽家、学生らを交え研究成果を生み出し、2025年の大阪・関西万博での作品発表を目指す。
ラボラトリーの開所式を4月27日行い、石黒氏設計の新型アンドロイド「オルタ4」が初披露された。ロボットオペラを創る音楽家の渋谷慶一郎氏やコンピューター音楽家の今井慎太郎氏の同学科客員教授2人と「オルタ4」とが共演(写真)。集まった学生たちに未来を感じさせる演奏会を行った。
大阪芸大の萩田紀博アートサイエンス学科長は「同ラボラトリーで先生方と学生が新たなプロジェクトに取り組んでいければ」と活動方針を語った。
日刊工業新聞2022年4月28日