買い手すぐ見つかる、パナソニック系の中古リノベが軽快だ!
中古住宅の市場が拡大する中、パナソニックホームズは自社物件の買取再販に力を入れている。2021年度に仕入れた中古物件数は20年度の約6倍で、買い手も比較的すぐに見つかる状況という。
「最近は従来ほどの『新築神話』はなく、中古のニーズが増えている」とストック事業部の奥村強総括主幹は話す。新築のノウハウを持つハウスメーカーの強みを生かし、間取りや住宅設備などで流通トレンドにあったリフォームを施すため、「販売価格が地域の相場より高くても内容が重視される」(奥村総括主幹)という。
このほど仕入れた築24年の物件はリビング、和室、風呂、トイレなど1階部分の内装をほぼすべて改築するフルリノベーションを実施した。外壁を塗り直すなど見た目は新築と見間違えるほどだ。5月からは一般向けに公開する。「築年数がたっても再価値化できることを訴求し、中古の流通を促したい」(同)。
日刊工業新聞 2022年4月26日